前回、あぶらだこの通称「釣り盤」を紹介したのは、まるごと2日、あぶらだこしか聴いていなかったためで、いまいちと感じていた「釣盤」「舟盤」が意外によく、苦手だった「穴盤」はやはりしんどい、ということがわかって感覚の整理がついた。

そしてあぶらだこの次は意識の流れとして、浅川マキに突入するのです。

というのはほかでもない、この『UNDERGROUND』に収録されている「夜のカーニバル」にはあぶらだこが登場するからであります。

2021022013440000

マキさんはジャケットなどにも相当こだわっていたようで、どのアルバムもオ・ト・ナ。

私の持っている『UNDERGROUND』は、『浅川マキの世界 10枚組自選作品集』の中に収められている1枚で、箱にはマキさんのサインがあります。

2021022013430000

♪ナイフ刺しても死にゃしないだろうあぶらだこ、アナーキーからあぶらだこまでHow much I love you

という歌詞です。
「あぶらだこ」という単語はバンド以外にないだろうし、となるとこの「アナーキー」も一般形容詞ではなくバンド名であると推察されます。

 

浅川マキさんの東芝EMI時代の新人プロモーター氏の発言があります。

以下抜粋

「僕もマキさんが知らないであろうアルバムを持っていって聞いてもらいました。あぶらだこを聞いてもらった時『こんなブレスの深いボーカルは滅多にいない』と絶賛してくれて、ライブまで見にいった彼女は『帰って来い、あぶらだこ』と歌いました」

 

そうか、ヒロトモさんのボーカルはブレスが深いのか(笑)。

敬愛するアーチスト2組にこうした交わりがあるということを知るのは感慨深いものであります。

■浅川マキ『UNDERGROUND』(1987、東芝EMI

収録曲

一冊の本のような、ちょうどいい時間、YS・ムーンライト

夜のカーニバル、あたしたち、TOW(曳航の恋歌)

メンバー

多いので割愛