2ndよりも有名かつ人気がある(らしい)「ジェロニモ」。作曲はLIP CREAMのナオキさん。ウェスタン風のメロディに、やややけくそ気味の(?)コーラスが飛び交い、疾走感があっていい。「RED INDIAN~」でのシン・リジィっぽいツインのギターソロもいい感じ。
『DOLL』(1987年4月号)「1986 DOLL’S READER’S POLL RESULTS」のBEST
NUMBERで、この『ジェロニモ』が7位になっている。
また、『宝島』1986年5月号「The Street
Moves」というレビューコーナーには、
「たたみかけるように次から次へとレコード・リリースを続けるガスタンクの新作は、ダブル・ジャケットのシングル盤。いきなりアコースティック・ギターが激しく掻き鳴らされ、疾走感あふれるサウンドが飛び出してくるあたり今までのハードでヘヴィなガスタンクとは明らかに違う側面を見せている。曲調は勿論のこと、リズム・パターンやアレンジも、これまでに比べて大きく幅が出てきたという印象が強い。B面では小気味良いパンク・サウンドに痛快なツイン・ギター(シン・リジィみたい)が絡んでくる。勢いにのっているガスタンクならではの意欲作といえるだろう」
とある。
……シン・リジィ、みんな思うことなのか(笑)。
でも私としては1st、2ndのほうが好き。ひねくれ者なのか。
「インディーズ日本シリーズ・スペシャル」(UK EDISON 昭和61年2月10日発行 創刊号)に、
「今最も勢いに乗るの【原文ママ】ガスタンクの3rdシングルはライブではもう随分と前から演っている御馴染みの曲“ジェロニモ”。これまでのガスタンクのイメージからは遠いテンポの軽快なナンバーで当初はソノシートでリリースするという案もあったが、あまりに素晴らしい曲の為にEPで発売することに落ち着く。さらに初回限定でダブル・ジャケット仕様という、画期的なスタイルでリリースされる。3月30日には新宿ロフトで発売記念も行われ、5月1日には次のレコード、12インチEPも発売される。これは今までにない斬新なサウンドで、一部には、プログレッシヴには、しる【原文ママ】という声も聞かれ、こちらの方も大いに期待したいところ……」
とある。
裏ジャケでいいんじゃないかこの写真なら、という思いが一瞬脳裏を横切るが、彼らのファンサービスということでここはどうかひとつ。
■GASTUNK「GERONIMO」(年の記載なし、LOVE RECORDS)
収録曲
This
Side:GERONIMO
Other
Side:RED INDIANS ROCK」
メンバー
BAKI:ボーカル
BABY:ベース
TATSU:ギター
Y.MATSUMURA:ドラム
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